「エンディングノート」は、もしもの時に、
財産や意思などの情報をまとめて書きとめておく、お役立ちノートです。
「終活ノート」ともいいます。
書く内容は様々。
市販されているエンディングノートの中身も様々です。
だいたい大学ノートくらいの大きさと厚みで、項目が丁寧に示されているので、
指示に従って書き進めるようになっています。
だけど、なんだか面倒だな~って思っていませんか?
だってまだ、エンディングを考える歳でもないし。
でも、エンディングノートの必要性は感じている。
そんな方が多いでしょう。
わたしもです!
人はいつか必ず死ぬ。
考えたくないけどそれは避けられない事実。
しかもそれは、いつやってくるのかわからない。
わかっていても、自分の「死」は、できれば考えたくはありませんよねー。
でもね、実は「エンディングノート」は「死ぬ準備をする」ためだけではないのです。
エンディングノートには自分史を書く項目があります。
自分の人生を、真剣に振り返ってみたことはありますか?
思い出してください。
こんな夢を持っていた。
こんなことをしてみたかった。
それに対して後悔しない生き方でしたか?
行きたかった場所、会いたかった人。
忘れていた気持ち。
今からでも遅くはない、やりたかったことの一つでも叶えられる時期ではありませんか?
後悔しない生き方に気づくのも、エンディングノートの大切な役割です。
だったらそれは、早ければ早いほどいいと思いませんか?
その他にも、エンディングノートにはたくさんの項目があります。
お葬式の希望やお墓の準備。
延命治療を希望するか尊厳死を選ぶか。
介護をどうするか誰に頼むのか。
財産の整理に大切な持ち物の整理。
もしもの時に知らせて欲しい友人や親戚……。
はっきり言います。
すべてをきちん書きこむのは不可能です!
いや、中にはバッチリ書きこむ方もいらっしゃるでしょうけど、
終活アドバイザーでありながら、わたしは挫折してます(いばってどうする)
とりあえず、エンディングノートと向き合ってみましょうか。
そして、ぱらぱらっとめくってみるのもいいですね。
目次を確認するのもいいです。
その中に、フッと引っかかるものがあったら、まずはそこからが出発です。
わたしはまず、
もしものことがあった時に知らせて欲しい友人や親戚の名前と連絡先を書きました。
たとえ夫婦でも、相方の親しい友人や、友人の連絡先などは知らないものですから。
自分の親戚関係はもちろんわかるけど、山野家の親戚なんて、ちんぷんかんぷんだし。
次に気になることは何ですか?
わたしは、延命措置や尊厳死について、非常に興味があります。
できるだけ苦しまないように、痛くないように、無駄な延命はしたくない。
その想いは、家族間で共有しておきたいなぁと思っています。
その次に気になることは何ですか?
その次は?
そうやって、気分次第で書き進めていくのも、
エンディングノートを書くコツかもしれません。
エンディングノートを書くのは意外と面倒です。
だけどとっても大切だから、
体力、気力があるうちに、
興味を持ったその時に、
向き合ってみてくださいね。
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