終活だ!
断捨離だ!
言うのは簡単。
でも、なかなか手を付けられない断捨離。
始めてみたけど長続きしない断捨離。
毎日の掃除や片づけだけでも大変なのに……。
そしてだんだんめんどうになっていく。
そうなると終活自体も、どうでもよくなっていきますよね。
だって、今やらなきゃ困るってわけでもないしー。
それはね、
みんな同じです。
終活しましょう、断捨離しましょうって言っているわたしでも、長続きしませんもん。
気合が足りない?
もしかしたら気合が入り過ぎているのかも?
やらなければいけないプレッシャーに負けちゃってるのかも。
前へ進めない時は、後戻りしたっていいんです。
ひとまず、断捨離の基本的な考え方を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
今では流行語になっている「断捨離」ですが、元々はヨガの修行の言葉だそうです。
「断」は「断行(だんぎょう)」
・入ってくるものを断つ
・欲望を断つ
・いらない習慣を断つ
「捨」は「捨行」
・いらないものを捨てる
・地位を捨てる
「離」は「離行」
・モノに対する執着から離れる
・余計なこだわりから離れる
モノや執着から解き放たれた質素な生活をしましょー!みたいな言葉です。
「掃除」や「片づけ」から一歩踏み込んだ、精神世界を感じませんか?
だけど、やること自体はいたってシンプル。
断、不要なモノを断つ
モノが増えてしまうのは、不要なモノが入ってくるから。
これを断ち切りましょうというのが「断」。
100均でついつい買ってしまった小物や、いただきものの粗品。
面白そうで、つい手にとった、掃除や料理に使う便利グッズ。
その時は必要だと思っても、無くても別に困らないモノばかりではありませんか?
買う時に、これは本当に必要なのかを一呼吸して考えてみるのもいいですね。
捨、不要なモノを捨てる
断捨離で陥りがちなのは、「捨てなければ!」というプレッシャーで混乱してしまうこと。
「今、自分にとって不要なものを捨てる」
くらいの軽い気持ちからまず始めましょう。
捨てようかどうしようかと迷ったら、とりあえず捨てるのを止めたっていいんです。
断捨離は一度にやってしまうものではなく、何度も何度も繰り返し、その度ごとに身軽になっていくもの。
今は捨てるのをためらっても、しばらくしたら「やっぱり要らない」ってことはよくあります。
何を捨てて、何を残すのかを考える時、自分の生き方やこれからの生き方を考えるきっかけになり、本当に大切なモノが何なのかに気づくのです。
徐々に身の回りがスッキリしてくると、気持ちまでもスッキリ軽くなっていくはずですよ。
離、モノへの執着から離れる
世の中にはモノが溢れていて、誘惑もいっぱい!
欲しい、欲しいという誘惑に負け続けた結果が、片付かない身の回りです。
一つモノを増やす時は、一つ減らす。
いや、二つくらい減らしていいかもしれません。
「欲しい」という執着心から離れてみましょう。
そこから、本当に必要な物を見極める習慣ができていくのだと思います。
目標は、必要最小限のモノと、本当に良いモノに囲まれる生活です。
モノが溢れた生活よりも、きっと豊かで気持ちのいい日々が訪れるはずです。
「断捨離」はやはり修行です。
モノや執着から解き放たれて、より豊かな生き方を目指す。
これは、終活の本当の理想にも繋がっています。
進んだり、後戻りしながら、余裕を持って終活していきましょう。
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